有効に使うために
有効に使うために
稲苗は傷つけずに、雑草は除く。条間除草はさほど難しくありませんが、条部(株周り・株間)を除草するには、少し工夫が必要です。
条部除草は、タイミングと、除草櫛の接地具合で
「楽田楽」で想定している除草期間は、田植え後一週間頃から中干し(幼穂形成期直前)の前までです。中干し(幼穂形成期直前)以降に発生する雑草に稲が負けないためには、それまでに稲がちゃんと育っている必要があります。そうなるように、逆算して対処します。具体的には...
- 田植え直後から雑草が発生しないように、代かきを丁寧に行ない、代かき後はできるだけ早く田植えを行ないます。
- 稲苗の活着が良くなるように、丈夫な苗を育てて、適期に植えます。
- 稲苗が活着してから雑草に負けないように育つまで、田植えから一ヶ月位はかかるので、中干し(幼穂形成期直前)の一ヶ月前には田植えをしておきます(一ヶ月以上の除草期間を設ける)。
- 雑草が二葉期・本葉以降になると、根が丈夫になったり再生力が強くなったりするので、雑草が目につく前の早めの除草を心掛けます。
- 泥の粘度が高いと除草櫛が食い込みにくくなるので、除草箇所の泥が柔らかくなるように、除草時には、湛水深が少なくても5㎝は確保します(苗が水没しない範囲で)。
- 初回除草は、稲苗が除草櫛で引き抜かれない限りなるべく早い方がいいので、田植えから一週間(田んぼの土質や気象状況により5~10日)後を目安に行ないます(粘土質の田んぼほど、温かいほど、風がないほど活着は早くなる)。
- 初回除草のポイントは、除草櫛と除草フロートの接地加減の調整。櫛が強すぎると稲苗が抜けてしまい、弱いと除草できません。フロートも同様で、田面から完全に離れていると除草にならず、食い込み過ぎると泥を苗側に押し出します。インジケーターは目安になりますが、泥に接地しているので過信はできず、この加減の調整で除草効果が変わってきます。「除草直後は苗が倒れて水没してるけど、しばらくすると起き上がってくる」、という加減が掴めればうまいきます。
- 漏水減水で田面が固くなると除草櫛は効かなくなるので、田植え後少なくても3~4週間は水管理に気をつけます。
- 初年は、初回除草後1週間から10日ごとに除草を行ないます(慣れれば、少し間隔をあけることとも)。
- 田植えから一ヶ月もすると稲苗はがっちりしてきて、多少手荒に除草しても抜けることはないので、最終除草はしっかりしつこく(状況によっては二度がけも)。
条部除草の考え方は、
稲苗と雑草の強さにコントラストをつけて、その狭間の強さで除草することです。

それなりには除草できます。
いろいろ考えると、まだまだ検討の余地はあります。上記のほかにも、苗の植付け深さや、除草タイミングごとの荷重調整具合、除草回数、湛水深等々。都合や天候で、予定通り作業できない日もあります。まぁ、でも、だいたい出来ていれば、それなりに(予想以上に)ラクに除草できます。